――U-15には2学年上に田中碧選手がいましたけど、刺激や影響は受けましたか。

最初に田中碧くんを見たときは、正直なこと言っちゃったら「これでプロに行けるんだ」と思っていて。「プロになったらどうするんだろう?」と最初は思っていました。

ですけど、あの人は「努力の天才」だとユースのときから思っていて、その努力が実っていまの活躍に至っていると感じた。

自分も努力していればそこまでいけると思っているので、いまは努力を欠かさずやっていますね。

――U-18で同期だった宮代大聖や、大学でも共にプレーした山田新から受けた刺激はありますか。

刺激はありました。大聖は高校卒業とともにプロ(トップチーム昇格)になって。自分も(トップチームに)行きたかったけど行けなかったので、ライバルとして悔しい気持ちがありました。

(山田)新とは大学で4年間一緒になって。彼はめちゃくちゃ成長していくし、サッカーがとても好きな子なんで(笑)。自分は(川崎に)戻れなくてJ3スタートですけど、また一緒に出来たらいいなと思います。

日本有数の育成組織に入団した高吉。一方でサッカーキャリアは、痛みとの戦いでもあった。幼少期に両足を手術するも、身体の成長とともに逃げられない苦痛を強いられた。