今季からJ3カマタマーレ讃岐へ加入するルーキーDF伊従啓太郎(仙台大4年)はプロの舞台で飛躍を誓う。

188センチの長身をいかした空中戦に優れ、正確な読みと長い足を駆使した刈り取るようなインターセプト、カバーリングに秀でたモダンなCBだ。

最大の武器は左右利き足を問わないロングフィード。精度はもちろんのこと飛距離もスピードも一級品で、仙台大では伊従にボールが渡ればカウンターの起点となった。

プレースタイルも立ち振る舞いも、川崎U-18の先輩で日本代表DF板倉滉を彷彿とさせる。東北大学サッカーで最高のCBと評された伊従に今季の意気込みを聞いた。

(プレー写真:本人提供)

——まず讃岐から入団オファーが12月初旬に届いた際、抱いた思いを教えてください。

複数のチームに練習参加させていただいた中で、具体的なオファーに至りませんでした。その点、進路の面で不安に思う気持ちはありました。(入団オファーが届いた際は)ホッとした気持ちが大きかったです。

——入団オファーをもらった讃岐の印象は?

比較的若手の選手が多い(チーム平均年齢23.55歳と、J3平均年齢で最年少チーム)。昨シーズン後半は得点数が多くないけど、失点数も少なかったので守備力がある印象です。

——守備力があるチームで、自分の長所をどのようにアピールしたいですか?

守備の部分でよりチームに貢献できるようにしたいです。速い展開の攻撃を意識して、読みをいかしたインターセプトやカバーリングからカウンター攻撃につながるロングフィードを見せたい。いい守備から、いい攻撃につなげたいですね。