ジエゴ・コスタ

選んだ代表:スペイン代表

ブラジルが逃した魚で一番の大物はジエゴ・コスタで間違いないだろう。ブラジル時代はストリートサッカーで技術を磨いたストライカーは、ポルトガルのブラガを経てスペインの名門アトレティコ・マドリーへ移籍。頭角を現すのに時間を要したが、ラージョへの期限付き移籍で2011-12シーズンに16試合10得点と爆発。スペインを代表するストライカーへと変ぼうを遂げた。

その圧倒的なフィジカルの強さとゴール前の嗅覚は化け物じみており、ダイナミックな空中戦と地を這うような球威のあるシュートは多くのDF、GKから畏怖された。アトレティコ・マドリー時代の2013-14シーズンはリーグ戦35試合27得点、チェルシー時代は2014-15、2016-17シーズンにリーグ戦20得点とスコアラーとして結果を残し続けた。

2013年にブラジル代表はジエゴを招集して2度出場させているが、2014年のワールドカップシーズンにスペイン代表への鞍替えを発表。当時のブラジル代表のセンターフォワードはジョーやフレッジと力不足が叫ばれている状況だったため、救世主の流出に多くのブラジル人が激怒したという。

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ジエゴもポゼッションフットボールの適応が遅れて、W杯ブラジル大会は無得点で終わった。その後は24試合10得点と上々の成績を記録し、W杯ロシア大会では3得点と気を吐いた。

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