日本代表DF冨安健洋がプレーするアーセナルは数多の有望選手たちを抱えてきた。

そのアーセナルアカデミーに所属していた元ユース選手が四肢麻痺に苦しんでいると『Independent』が伝えている。

23歳の彼はダニエル・ケインさん。電気技師・エンジニアの資格を持っており、あのGoogleで働いた経験があるそう。

だが、2020年6月に友人たちと夜遊びに出かけた際、人生を一変させる出来事に遭う。

友人たちは“おかしな色”になったケインさんが意識を失っていることに気付くと、救急車が到着するまで心肺蘇生を試みた。救急車が到着して24分後に鼓動は再開したものの、ケインさんは酸素不足によって脳と脊髄に深刻なダメージを負った。

医師は目覚めたとしても植物状態になると宣告したが、ケインさんは25日間の昏睡状態を経て、意識を取り戻すと認知機能も徐々に戻り始めたそう。短期記憶には大きなダメージがあったものの、長期記憶は失われなかった。