そしてニコライセンはトゥールーズのチームメイトに金を貸してくれるよう要請し、6名の選手やスタッフから総額10万ユーロ(およそ1500万円)を借りていたとのこと。
その中でも最も大きい額を貸していたのが日本代表FWオナイウ阿道で、彼は5万ユーロ(およそ750万円)をニコライセンに渡していたようだ。
ただ、1月にトゥールーズへとやってきたガブリエル・スアソらは彼の行動に疑問を呈し、さらにニコライセンの返済が滞ったため、このところ選手たちの間では緊張が高まっていたそうだ。
「問題が解決されなければプレーしない」とボイコットを示唆する選手も出る中で、キャプテンのブレヒト・デジェーゲレやブランコ・ファン・デン・ボーメンはダミアン・コモリ会長に相談し、何らかの手を打つよう求めたという。
そして最終的にはクラブ側がニコライセンを4月14日のリヨン戦で出場停止にし、給与の前払いを行うことで金銭の問題を和解に持ち込んだとのこと。
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現在ニコライセンはすでにピッチへと戻っているが、クラブは今季限りで彼を放出するための手続きを進めているという。