4位 ハリー・ケイン(トッテナムFW)

クラブとイングランド代表の歴代得点記録を破り、6年間での自己最高記録を打ち立てながらも、これまでのキャリアの中で最も惨めなシーズンのひとつに耐え続けたとき、自分がスパーズの選手であることを実感するだろう。

今季はトッテナムがマンチェスター・シティやリヴァプールと頂点を争う年になるはずだった。 だが、ファンへの返金やライバルのアーセナルがタイトル争いで懸命に闘う姿を見て、ケインの多大な貢献が報われるのだろうかと疑問を抱くシーズンとなった。

今季はハーランドのシーズンであったが、苦境トッテナムのなかで一貫して光明となっているケインは、おそらくチームにとってはさらに重要な存在だ。

ハーランドを除けば、5年前のモハメド・サラー以降、プレミアリーグでシーズン23ゴール以上を記録した選手はいないが、ケインは残り8試合時点でそれに到達した。

かつてケインは批判する人々から1シーズン限りの一発屋というレッテルを貼られた。この1シーズンで、彼は不滅になった。彼はトッテナムのクリエイターであり、フィニッシャーであり、リーダーである。