色の入れ替えは一度ではない

EURO2020のユニフォームでまさかの色変更を実行したトルコ。だが入れ替えはその時が初めてではない。少なくとも把握している限りでは2002年の日韓W杯でも行っている。

日韓W杯に向けたユニフォームは当初白がホームだったのだが、大会が始まると赤のユニフォームがホーム扱いに。

色の変更が功を奏したのか赤いトルコは大躍進し、今や同国サッカー界の神話・伝説となる3位で大会を終えている。ちなみに日韓大会は現時点でトルコが最後に出場したW杯だ。

これは選手用ユニフォームに付けられたタグだが、見ての通り白のユニにホームを示す「H」、赤にはアウェイを示す「A」が印字されている。当初はこの予定だったのだ(TFFはトルコサッカー連盟の略称)。

海外の古着ユニフォームショップで時々この白ユニがホームと紹介されているのは、ショップ担当者が色変更の事実を知っているからだろう。当時を知る人は今でも“2002年は白がホーム”というイメージが強いかもしれない。