イスラエルとパレスチナの武装組織ハマスとの対立激化はサッカー界にも影響を及ぼしている。
このほど、マインツは元オランダ代表アンワル・エルガジを停職処分にすると発表した。
SNS上の投稿がその理由で、「エルガジが現在中東で起きている紛争について投稿したものは我がクラブにとっては受け入れがたい。数十年にわたる中東の複雑な紛争について、様々な見方があることを尊重している。しかし、問題のSNS投稿の内容はクラブの価値観にそぐわない」などと説明している。
モロッコにルーツを持つエルガジは9月末にマインツに加入したばかり。
「一方が他方の水と食料と電気を遮断するのは戦争ではない。一方が核兵器を持っているのは戦争ではない。一方が何十億ドルもの資金を得ているのは戦争ではない。一方がAIの写真を使って他方に対する誤情報を流布するのは戦争ではない。SNSで一方のコンテンツを報道し、他方のコンテンツを報道しないのは戦争ではない。これは紛争でも戦争でもない。これは大量虐殺・集団破壊であり、私たちはそれを生で目撃している。川から海へ、パレスチナは自由になる」などとの投稿をSNSにしていたようだ。
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なお、モロッコはパレスチナとの関係が深い。