J1優勝に向けて負けられない戦いが続くヴィッセル神戸。
12日に行われた浦和レッズとの第32節は劇的な形で1-2の勝利を収めている。
この試合では負傷欠場のMF山口蛍に代わって、酒井高徳が急遽ボランチとして起用された。
試合後にDAZNのやべっちスタジアムの直撃インタビューを受けた酒井は、サイドバックとの違いなどについてこう明かしていた。
「ここ2~3日はずっと山口蛍の動画を見て(笑)彼がどういう動きをしているかとか。
普段はあまりそこ(ボランチの動き)に意識がいかないんですけど、今日やってみて、あらためてありがたみをすごく感じました。
(サイドバックとの違いは)
キツいはもちろんキツいんですけど…サイドバックは正直サボれるところがあるというか(笑)
(サイドバックとしてサボるところと)ちゃんとやるところを分けるのも経験で培ったところではあるんですけど、ボランチは本当に気が緩められないというか。
どこにいてもどこかを埋めなきゃいけないし、攻撃にも出て行かないといけないし。
いつ休めんのかなって思いながらずっと走ってたりとかして。本当に同じキツさでも頭が疲れたのがよりボランチかなと」
サイドバックはサボることもできるというが、全方位をケアするボランチは休めないキツさがあったとのこと。そのため、山口への感謝を再確認できたそう。
中村憲剛さんも「(サイドバックがボランチをやるのは)簡単じゃないと思いますよ」と話していた。
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そのうえで、酒井は、チームとして最後まで諦めない姿勢が今季のヴィッセルの強みなので、それを体現しているからこそ(試合後に)倒れる選手が多かったとしつつ、「まだ何も手にしていない」と優勝に向けて気を引き締めていた。