J2の3~6位チームがJ1昇格をかけて戦うJ1昇格プレーオフ(PO)・東京ヴェルディvsジェフユナイテッド千葉戦が26日東京Vホームの味の素スタジアムで行われ、2-1でオリジナル10対決を制して決勝進出を決めた。

前半頭から果敢に素早い攻守の切り替えとサイドアタックで縦に早いサッカーを展開する千葉に押し込まれ、前半3分に東京Vは千葉にネットを揺らされるも、オフサイドで難を逃れた。続く同18分に千葉FW呉屋大翔とゴール前で1対1の局面を作り出されるも、東京VのGKマテウスがファインセーブでゴールを死守した。

いい守備からいい攻撃へ、守備陣の奮闘にアタッカーが期待に応える活躍を見せた。同34分にペナルティエリア前でショートパスを正確につなぐパスワークからMF中原輝が左足を振り抜き、ゴール右側へ流し込んで先制。続く同44分にはMF齋藤功佑が鋭いクロスを右足で放つと、ゴール中央に駆け込んだMF森田晃樹が頭でネットを揺らしてダメ押しの追加点を決めた。

攻め急ぐ千葉は後半33分に今季リーグ戦13得点のスーパー大卒ルーキーFW小森飛絢が1点を返すも、反撃はここまで。東京Vが2-1で試合を制して決勝へと駒を進めた。

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東京VがPO優勝を決めれば、16季ぶりのJ1復帰となる。決勝は来月2日に午後2時5分にリーグ4位の清水エスパルスとホーム・味の素スタジアムでJ1復帰をかけた決戦が行われる。

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