そして、前半に貴重な同点ゴールを決めた高田淳平は以下のように話していた。

――勝利おめでとうございます、試合の感想は?

率直に「勝つって気持ちいいな」と。このような試合展開になりましたけど、やっぱり勝つこと、みんなでやるべきことをやってチーム一丸となれたことがすごく良かったなと思います。

ゴールについては祥太くん(林祥太)からボールが出て…野田選手がシュートを打つだろうというのは分かったので、僕はリバウンドのボールに突っ込んでいこうと。

アルテリーヴォ和歌山にはなんとしても勝ちたかったので、あそこに突っ込んでいこうと思いました。

――魂が見える瞬間でしたね

自分はそこしかないと思っているので(笑)

――PK戦の最終キッカーではポストに当ててしまいましたね

ちょっと言い訳にはなっちゃうんですけど(笑)。置いたボールがずっと右に少し転がっていて…ちゃんとセットしたかったんですけどね。

それをしっかり止めておきたかったな…というのは少し後悔があるので、次からは気をつけていきたいと思います。

たけびしスタジアムの夏は本当にとてもきれいな芝なんですけど、先日ここでラグビーもやっていたということで、ちょっと凸凹があったんです…けど、言い訳せずに練習を積み重ねるだけですね、コツコツと(笑)

――残り2試合に向けて

もう優勝しか見ていないです。チーム一丸となってやれば勝てるということを証明できたと思うので、そこだけを目指してやっていきます。

リーグ戦で1分1敗だった相手、しかもチャンピオンになったアルテリーヴォ和歌山と戦う。地元のたけびしスタジアムで試合ができる。しかも負けたら終わりというシチュエーション。

選手一人一人が「ここは僕たちが勝つべき舞台だ」と認識していたと思うんです。それが勝利に繋がったと思います。