そして、Cento Cuore HARIMAを選手兼監督として率いている佐野裕哉氏は試合後に以下のように語っていた。
――勝利おめでとうございます、今日の試合の感想は?
前半は非常に入りが固くて、セカンドボールもほとんど拾われてしまって、相手のペースで45分が流れてしまった。
怖がっていたのか、自分たちが準備してきたことがなかなかできなかった。それをもう少し選手たちができていれば…。
ただ、そこに関しても後半は修正できて、思い切って伸び伸びとプレーできる様になったと思います。
――先日契約延長が発表されました。11月という早い時期に決まった理由とは
チームからの信頼を感じますし、大塚代表をはじめとしたチームスタッフからも支持していただいています。
ただ、では自分がどのくらいできたのかといえば…もっとやれたと思いますし、選手たちの能力をもっと引き出すことができたはずです。そこも含めて、「もう一度チャレンジしたい」という気持ちがありました。
その自分の心とチームの思うところがマッチしたのだと思います。
――明日(10日)にはセレクションがあるとお聞きしました。来季JFLを目指すためにどんな選手を求めていますか?
一番は、「サッカーに対して熱い選手」です。サッカーを通して何者かになりたい気持ち。それを一番重要視していますし、Cento Cuore HARIMAはそういう選手の集まりだと思っています。そこが一番大切ですね。
――次は決勝戦ですね。相手はまだこの時点で決まっていませんが、どのように準備しますか?
もちろんフィジカルの向上というところもありますが、「自分たちがどのようにやりたいか」ですね。
それぞれのポジションごとに整理をして、選手たちが迷いなくプレーできています。それを思い切って一週間しっかり準備して、優勝に向かいたいなと思います。
今日も朝早くから多くのサポーターが駆けつけてくれたり、Youtubeやアプリを通して見てくださっているということを聞いています。
応援してくださる方が少しずつ増えてきているのも感じているので、優勝して今年一年を締めくくることができたらと思います。
――ありがとうございました!
KSLアストエンジカップの決勝戦と3位決定戦は12月16日、万博記念陸上競技場で行われる予定だ。
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Cento Cuore HARIMAは13時半からキックオフされる決勝戦で関大FC2008と対戦する。1点を取れるようになって急浮上してきたクラブは、今季の締めくくりをタイトルとともに迎えられるだろうか。