かつてベンフィカやボカ・ジュニオルスでプレーしたアルゼンチン人FWオスカル・ジュニオール・ベニテスの元彼女が自殺したという。
『La Nacion』によれば、ベニテスの元彼女アナベリア・アジャラは1月1日の朝に自宅で死亡しているところが発見されたという。
彼女の従兄弟であるベレン・アルダナ・ガルシアは、Facebookで「昨日私の愛する従兄弟が命を落とした。彼女はもう耐えきれず、精神的にも肉体的にも疲れ果てていたからだ」と投稿していた。
アナベリア・アジャラは2018年から2019年までオスカル・ベニテスと交際していたものの、その際に家庭内暴力を受けたことで関係は終演を迎えたはずだった。
しかしながらベニテスはそれに怒り、ひっきりなしに電話やビデオ通話を試みるなど嫌がらせ行為を続けたという。
あるときにはベニテスが銃でアナベリア・アジャラを殺すと脅しているところを彼女の両親が発見するなど、そのストーカー行為はかなり激しいものになっていたそう。
そして2022年1月にはベニテスがナイフを持ってアナベリア・アジャラの家を襲撃し、父親を暴行し、車のタイヤを切りつけたそう。
その結果もちろんベニテスは逮捕されて執行猶予付きの懲役6ヶ月が言い渡されたものの、それからも結局電話やSNSの嫌がらせ行為は続けられたとのこと。
ベレン・アルダナ・ガルシアは「彼女は何千もの虐待に耐えられず、自らの人生に終止符を打つ決意をした。彼女は誰も傷つけていないが、彼は5年間虐待を与え続けた。私のいとこに正義が訪れ、あのクソ野郎が二度とどこのクラブでもプレーできないようにしてほしい」と書き込み、ベニテスに重い罰則が加えられるよう願っていた。
オスカル・ジュニオール・ベニテスは1993年生まれの30歳。2016年にラヌースからベンフィカに加入し、その後ブラガやボカ・ジュニオルスなどにローン移籍していたウインガーである。
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この事件もあって2021年にアトレティコ・トゥクマンでプレーしたのを最後にピッチから離れており、現在はどこのクラブにも所属していない。