今季からイタリアのスポーツブランドMacron(マクロン)と契約するV・ファーレン長崎のユニフォームに異例の事態が起きている。

V長崎は9日、『2024シーズンユニフォームの製造遅延のお詫びと今後の対応のご案内』と題したプレスリリースを発表。それによると、製造遅延によりファン向けの今季ユニフォームがシーズン開幕までに間に合わないことが判明したという。

新ユニフォームは13日(火)より予約販売を開始するが、購入者の手元に届くのは最短で6月中旬以降の予定とのこと。

V長崎では「マクロン社並びに株式会社MCRジャパンとは、V・ファーレン長崎が描く未来に共感いただき、今年よりパートナーとして契約を締結しております。今回はこのような形でファン・サポーターの皆様にご迷惑をお掛けすることとなり本当に申し訳ございません。今回の問題の原因究明を行い、同様のことが起こらないように共に努力を重ねてまいります。」とコメントを発表した。

なお、今回の件のお詫びとしてV長崎では、新ユニフォーム購入者に以下の特別対応を実施する。

●オンラインショップで使えるグッズ購入クーポン2,500円分を配布。

●2024シーズン選手着用ユニフォームと同じデザインのコンフィットTシャツ(下記画像)を配布。

クラブの親会社は通販会社『ジャパネットたかた』などを傘下に置くジャパネットホールディングス。ユーザー目線でのこうした対応を速やかに実施するあたりは流石だ。

なお、サプライヤーとクラブの間に起きた遅延問題と言えば、最近ではイタリアの古豪ジェノアがトレーニングウェアなどの供給遅れを理由に、Castore(英スポーツブランド)との複数年契約を1年で打ち切ったというケースもある。

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Jリーグ初上陸として話題を呼んだMacron。その最初となるユニデザインが好評だっただけに、新ユニフォームを着てのスタジアム観戦を心待ちにしていたサポーターも多かったはず。Macron(MCRジャパン)の対応が注目される。

ユニフォーム購入者への特別対応などの詳細はV・ファーレン長崎の公式ウェブサイトまで。

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