今季、900万ユーロ(14.6億円)の移籍金でフェイエノールトに加入した上田綺世だが、まだ1ゴールに留まっている。
一方、すでに19ゴールを叩き出しているメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスも調子を落としており、最近9試合の得点数は1。
そうしたなか、オランダ紙『VI』のマルタイン・クラベンダム氏は、フェイエノールトのアルネ・スロット監督はジレンマに陥っていると指摘した。
「(ヒメネスは)この夏にフェイエノールトが大金で売りたがっている選手だ。それが監督としてのジレンマだ。
もし、彼を起用しなければ、彼の市場価値は下がる。先発起用しても、いまは役に立たない。得点もしていないが、プレー面も失望させられるばかりだ。
得点できないストライカーが2人もいる。得点を量産していたのに突然それがなくなると少し疑い始めるものだ。
フェイエノールトにとっても難しい状況だ。上田を900万で獲得したが、彼は夏に売却されるはずのヒメネスの後釜。(ヒメネスの移籍金として)彼らは4000万ユーロ(65億円)ほどを希望していたのだが…」
最近のフェイエノールトはFW陣に得点がないことが問題視されている。
スロット監督はジレンマに陥っているというが、今後の起用法はどうなるだろうか。