イタリア・セリエAのラツィオは13日、マウリツィオ・サッリ監督がトップチームの指揮官から離れたことを公式発表した。
マウリツィオ・サッリ監督は2021年夏からラツィオの指揮をとり、昨シーズンはリーグで2位という好成績を残してチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
しかし、このところ公式戦ではフィオレンティーナ、ミラン、バイエルン・ミュンヘン、ウディネーゼを相手に4連敗。リーグで9位に沈みチャンピオンズリーグでも敗退していた。
メディアによれば、このウディネーゼ戦の直後にサッリ監督が辞任を決意し、クラブにその意向を伝えたという。
サッリ監督の退任により、ラツィオはアシスタントコーチのジョヴァンニ・マルトゥシエッロが暫定的に指揮官を務めることを発表した。
ジョヴァンニ・マルトゥシエッロ氏は1971年生まれの元選手で、現役時代は主に下部リーグで攻撃的ミッドフィルダーとしてプレーした人物。
引退後は1995~1999年に所属していたエンポリで指導者となり、アルフレッド・アリエッティやマウリツィオ・サッリ、マルコ・ジャンパオロの下でコーチを務めた。
2016-17シーズンにエンポリの監督を務めて2部降格したあと、インテル、そしてマウリツィオ・サッリの片腕としてユヴェントスとラツィオでアシスタントコーチを務めた。
『calciomercato』によれば、マルトゥシエッロ氏のサッカー哲学はサッリ氏の影響を強く受けており、4-3-3をベースにしたシステムを続けると予想されている。
今週末に予定されているフロジノーネ戦に関してはグエンドゥージがまだプレーできない状態で、鎌田大地が先発で起用されると考えられているようだ。
セリエAではまだ783分しかプレーしておらず、1ゴール1アシストという寂しい成績に終わっている鎌田大地。この監督交代の変化をチャンスとして生かすことができるだろうか。