韓国代表FWファン・ウィジョの個人的な動画を流出させて脅迫を試みたとして、彼の義理の妹が懲役3年を言い渡されたとのこと。
『South China Morning Post』によれば、その審理はソウル中央地上裁判所で木曜日に行なわれたとのこと。
当該の事件は昨年11月に発覚したもので、アジアカップの開幕を数週間後に控えたタイミングで報道されていた。
ファン・ウィジョが同意なく元恋人との性的行為を撮影したものとされる動画がソーシャルメディアに流出し、警察の捜査を受けることになった。
これは匿名の人物によって拡散されたものであり、ファン・ウィジョの不倫を告発するために流出させたと説明されていた。
ファン・ウィジョはその容疑を否定していたものの、韓国サッカー連盟は彼をアジアカップのメンバーから外し、暫定的に代表への選出を行なわないという決定を下していた。
しかしながら、後にその動画を流出させたのはファン・ウィジョの義理の妹であることが明らかになったとのこと。
彼女はプライベートな動画が無差別に拡散されることを承知で故意に流出させており、さらにファン・ウィジョに対して「面白いことになるだろう」と脅迫的にもとれるメッセージも送っていたそう。
ファン・ウィジョ側は親族であることも含めて寛大な措置を求め、被告となった女性も自身の罪を認めていたことから、求刑されていた懲役4年ではなく、わずかに短い懲役3年の罪が言い渡されたという。
被告の女性は「被害者に多大な損害を与えた。自身の行為を心から後悔している」と最終証言を述べていたとのことだ。
『koreajoongangdaily』がかつて伝えたところによれば、被告が犯行に及んだ理由は「自分と夫がファン・ウィジョに尽くした犠牲が認めてもらえなかったから」だったという。
被告は「彼に教訓を与えたかった。ファンに再び我々を頼らせるためだった。彼の成功のために韓国での全てを捨てて海外へと移住し、5年間彼の面倒を見てきた」と証言していた。
しかし「2022年にイギリスへと戻ろうとしていたときにファンと私の夫が衝突した。夫の努力を認めてくれなかったファンに裏切られたと感じた」とのことで、ファン・ウィジョとの個人的な関係が崩れたために犯行に及んだようだ。