16日にU23アジアカップで日本代表と対戦する中国。この大会には非常に若いメンバーを招集しているが、大会前の練習試合では悪くない結果を続けており、ジャイアントキリングの可能性もあると現地で報道されている。

ただ、国内リーグは中国バブルの崩壊やコロナ禍でのロックダウンによる影響で多くのクラブが経営難に陥り、消滅を余儀なくされたところも数多い。

今回は「AFCチャンピオンズリーグにも出場した経験を持ちながらも解散・消滅してしまった中国の強豪クラブ」をご紹介する。

深圳健力宝

ACL出場:2005年

解散:2020年

所属した主な選手:クリス・キレン、巻誠一郎、楽山孝志、フアン・キンテロ

指揮した主な監督:フィリップ・トルシエ、クラレンス・セードルフ、スヴェン・ゴラン・エリクソン、ロベルト・ドナドーニ、ジョルディ・クライフ

中国超級リーグが創設されたのは2004年。そのシーズンを制覇したクラブはこの深圳健力宝であった。その後フィリップ・トルシエ監督が指揮したり、巻誠一郎や楽山孝志が所属したこともあり、日本との縁も深いクラブである。

2005年のACLではグループステージで水原三星やジュビロ磐田と対戦し、首位で決勝トーナメントへと進出。準決勝まで勝ち進んだものの、UAEのアル・アインに敗れている。

クラブはその後深圳金威、深圳香雪上清飲、深圳亜旅、深圳紅鑽、そして深圳FCと名前を変えながら戦ったが、2部で7シーズンを過ごすなど低迷。経営的にも難しい状況となり、2023年に2部降格を喫して解散となった。