ドイツ・ブンデスリーガのマインツ05は3日、「鹿島アントラーズから日本代表MF佐野海舟を獲得した」と公式発表した。
契約期間は2028年6月30日までの4年間で、移籍金については『Kicker』が250万ユーロ(およそ4.3億円)になったと伝えている。さらにパフォーマンス関連のボーナスが付随しており、最大では300万ユーロ(およそ5.2億円)を超える可能性が高いという。
マインツのCEOクリスティアン・ハイデルは佐野海舟の獲得の理由を以下のように説明している。
「佐野海舟はボールの保持、テクニック、走力、そして闘志あふれるメンタリティにおいて、我々の中盤を強化してくれる選手だ。
彼にとってはマインツへの移籍は日本を離れて国際試合に立つための第一歩になる。ここはそれに対して理想的なクラブであり、ピッチ内外で彼をサポートし、ブンデスリーガで彼の潜在能力を最大限に発揮できるようにしていく」
また佐野海舟も以下のように話しているとのこと。
「マインツ05は選手としての自分をよく見てくれていて、長所だけでなく成長の可能性も見出してくれた。海外でプレーすることはずっと夢だったし、ブンデスリーガは日本にとってとても特別なものだ。
武藤嘉紀選手とは日曜日に対戦した。このあと岡崎慎司さんとも会う予定になっている。僕よりも先にここでプレーした日本人選手たちと同じくらい、クラブのサポーターを興奮させられる時を楽しみにしているよ」
マインツは長く中盤を支えてきたルクセンブルク代表MFレアンドロ・バレイロがベンフィカに移籍することが決まっており、ボランチのポジションを穴埋めする必要があった。
そのために佐野海舟の獲得を狙っていると伝えられており、当初は「契約期間がのこり半年であるため100万ユーロ(およそ1.7億円)ほどで獲得可能」と言われていた。最終的にはそれよりもかなり高額な取り引きになったようだ。