イングランド1部レスター・シティは23日にプレミアリーグでチェルシーに1-2で敗北。翌24日に同クラブのスティーブ・クーパー監督は解任された。
そんな中、同日に選手たちはナイトクラブでパーティを実施。
デンマーク紙『Ekstra Bladet』によると、パーティの中でレスターの選手たちは「エンツォ、君がいなくて寂しいよ」と記したボードを掲げていたようだ。「エンツォ」とは、レスターを破ったチェルシーの指揮官であり、昨シーズンまではレスターの監督も務めていたエンツォ・マレスカ監督のことを指していると考えられる。
一部報道では、レスターの選手たちはクーパー監督と対立していたとも報じられており、このパーティが実施された背景にもそうした対立関係が影響を及ぼしていそうだ。
これに対し激怒したのはクラブのオーナーであるタイ人実業家アイヤワット・スリヴァッダナプラバ氏。2018年にヘリコプター墜落事故で亡くなったクラブの前会長ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏の息子だ。
イギリス紙『The Sun』によると、アイヤワット氏は火曜日にトレーニング施設に選手を急きょ招集。普段は愛想の良さで知られる同氏だが、選手たちの期待外れのパフォーマンスが、わずか12試合で解任されたクーパー監督を失望させたと非難した。
同紙はその後、どうやら選手たちはその叱責を素直に受け入れたとみられると報じている。
オーナーの叱責を真摯に受け止め、チームは浮上することができるだろうか。