30日に行われた明治安田J1リーグの第37節。東京ヴェルディと川崎フロンターレの一戦は壮絶な撃ち合いとなった。
かつて川崎を本拠地にしたヴェルディと、今や川崎の象徴となったフロンターレという“新旧”川崎ダービー。
試合は16分と22分に川崎のFW山田新がゴールを決めるが、東京Vも42分にMF見木友哉、49分にDF谷口栄斗が決めて2-2の同点に。
川崎は57分にDFファンウェルメスケルケン際、65分にFWマルシーニョがネットを揺らして突き放す。しかし東京Vもその後、71分と83分に谷口栄斗がこの日ハットトリックとなるゴールを決めて追いついた。
そのまま引き分けに終わるかと思われたが、90+4分に川崎の山田新がこの日3点目の得点。これが決勝点となり、川崎が5-4で撃ち合いを制している。
【得点の経過】
16分 山田新(川崎)
22分 山田新(川崎)
42分 見木友哉(東京V)
49分 谷口栄斗(東京V)
57分 ファンウェルメスケルケン際(川崎)
65分 マルシーニョ(川崎)
71分 谷口栄斗(東京V)
83分 谷口栄斗(東京V)
90+4分 山田新(川崎)
この試合では、東京VのDF谷口栄斗、川崎FのFW山田新にハットトリックを達成している。
『Opta』の日本語版によると、J1の1試合で両チームにハットトリックが生まれたのは1998年8月に行われたセレッソ大阪対柏レイソル、森島寛晃と加藤望以来26年ぶりとのことだ。
2025年の日本代表入りが期待される山田新はこれで今シーズンの得点数を19に。
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また谷口栄斗は本職がセンターバックでこれまでの通算は4得点だったが、この日だけで驚きの3得点。今シーズンのゴール数を5としている。