J1で3連勝と調子を上げている川崎フロンターレ。
11日に行われたFC東京との多摩川クラシコには3-0で勝利した。この試合では山田新が2ゴールを叩き出している。
マルシーニョのクロスを頭で押し込んで先制点を奪うと、2点目もファンウェルメスケルケン際のクロスをヘディングで叩き込んだ。
24歳の山田はこれで今季11ゴール。身長は175cmながら、この日は持ち前のバネを見せつけた。
元日本代表MF小野伸二氏もフジテレビ系列の『MONDAY FOOTBALL みんなのJ』でこう絶賛していた。
「いやぁ、3試合で6ゴール!やっぱり、エースが(点を)獲ると、チームも勢いづきますし。このゴール(1点目)、見てください。
(バック)ステップで下がりながら、あのボールをゴールに持っていく…素晴らしいですよね。2点目は、色んな動きをしながら、相手と相手の間に入る。どこに来たら、一番相手が嫌か(を分かっている)。
そこから、打点の高いヘディング。しっかり叩くヘディングの技術もそうですけど、フィジカルの高さ、色んなものが加わったゴール」
J公式によれば、川崎の鬼木達監督は、「(山田は)ヘディングシュートはいつも最後まで残って練習しています」と話しており、戸田光洋ヘッドコーチとともにヘディングの練習を積み重ねてきたそう。
山田本人は「左右で全身を連動させてヘディングすることは意識しています。戸田コーチと一緒にJリーグや世界のストライカーのヘディングを見て、どういう形で決めているのかということを見た上で、体の動きやインパクトの瞬間、体の重心の持っていき方などいろいろ見ながら、それを踏まえた上でトレーニングしています」と話していたとのこと。