サッカー選手はタイトルの数で評価されるとよく言われるが、それが実力と必ずマッチするかといえばそうではない。
怪我やタイミング、そしてチーム事情などによって様々なものが左右され、その個人の能力や活躍度合いに見合わない結果になってしまう選手も少なくない。
今回は『Givemesport』から「世界で最もアンラッキーだった名サッカー選手たち」をご紹介する。
ハリー・ケイン
所属したクラブ:トッテナム・ホットスパー、バイエルン・ミュンヘン
国籍:イングランド
イングランドの歴史上最も優秀なストライカーでありながら、これほどまでにタイトルに恵まれないキャリアを送ることになるとは。
トッテナム・ホットスパーの下部組織から輩出されたが、チームは2008年以降トロフィーを勝ち取ることができず、イングランド代表も評判に値する結果を残せなかった。
それを払拭しようとバイエルン・ミュンヘンに移籍すれば、今度はブンデスリーガのタイトルをレヴァークーゼンに奪われてしまった。またもや彼の手にチームレベルでのメジャータイトルは収まらなかった。
マルコ・ロイス
所属したクラブ:ボルシアMG、ボルシア・ドルトムント、LAギャラクシー
国籍:ドイツ
マルコ・ロイスはドイツが生んだ最も才能豊かなアタッカーでありながら、そのキャリアは怪我に悩まされるばかりであった。
2014年ワールドカップでは主役を演じるはずだったが、大会前の親善試合で足首に壊滅的な怪我を負った。世界王者に輝く仲間たちを遠くから見守るのみであった。
しかも今年LAギャラクシーでMLSを制覇するまで、意外にも一度もリーグタイトルを獲得したことがなかった。とても不運なキャリアだったといえる。
ジャンルイージ・ブッフォン
所属したクラブ:パルマ、ユヴェントス、PSG
国籍:イタリア
サッカーの歴史上最も偉大なゴールキーパーであり、彼以上に素晴らしいショットストッパーはあの時代に間違いなく存在しなかった。
ユヴェントスやパルマでセリエAのタイトルを10回獲得し、イタリア代表でも2006年のワールドカップを制覇。しかもその際の彼の活躍は際立っていた。
ところが、彼はチャンピオンズリーグだけに縁がなかった。3回も決勝戦に進みながら、その全てに敗北。またバロンドールにも輝くことができなかった。