ヘルマン・フレイザルソン
所属したクラブ:クリスタル・パレス、イプスウィッチ・タウン、チャールトン、ポーツマスなど
国籍:アイスランド
ヘルマン・フレイザルソンという名前はプレミアリーグのコアなファンしかわからないかもしれないが、とても珍しい記録を持っている。
彼はアイスランド出身の優れたサイドバックだったが、プレミアリーグを戦った際に所属した5つのクラブ全てで降格を経験している(クリスタル・パレス、ウィンブルドン、イプスウィッチ・タウン、チャールトン、ポーツマス)。
ミヒャエル・バラック
所属したクラブ:レヴァークーゼン、バイエルン・ミュンヘン、チェルシーなど
国籍:ドイツ
最終的にはドイツやイングランドなどで主要なトロフィーを数多く獲得することになったバラックであるが、キャリアの初期にはとても不運な出来事があった。
2001-02シーズン、彼が大活躍していたレヴァークーゼンは3つのトロフィー獲得に迫った。ところがブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグと3つの決勝戦で全て敗北。さらにその年のワールドカップでも決勝で敗れた。
そしてチェルシー在籍時の2008年も、プレミアリーグ最終節で首位から陥落、リーグカップではトッテナムに決勝で敗れ、チャンピオンズリーグ決勝でもマンチェスター・ユナイテッドに負け、EUROも決勝でスペインに負けている。
スティーヴン・ジェラード
所属したクラブ:リヴァプール、LAギャラクシー
国籍:イングランド
間違いなくプレミアリーグの歴史上で最高のセントラルミッドフィルダー。彼ほどにリーダーシップがありながらもあらゆる能力に長けた選手はいなかった。
しかしながら同時にプレミアリーグの歴史上最も不運な選手とも言われる。彼が愛してやまないリヴァプールは、その時代に不安定な状況であったからだ。
リーグタイトルを手にしようとした2013-14シーズンには、チェルシー戦でアンフィールドの芝に足を取られて滑り、デンバ・バにゴールを許すという悪夢も。チャンピオンズリーグは制覇したが、彼は結局プレミアリーグのトロフィーは手にできぬまま引退しなければならなかった。