ロナウド
所属したクラブ:PSV、バルセロナ、インテル、レアル・マドリーなど
国籍:ブラジル
世界で最も恐れられたフォワードであるロナウド。しかし彼は最も恐ろしい怪我に直面した選手でもある。
圧倒的なスピードを発揮しながらその中で繊細にボールを扱うことができ、走った後でも正確で強いシュートを打つ。そのスタイルが影響したのか、体が悲鳴を上げるのが早かった。
インテルで怪我を経験し、さらに故障からの復帰からまもなく靭帯を断裂。PSVやバルセロナで見せていたような最高の状態に戻ることはなく、20代前半でそのパフォーマンスは衰退してしまった。もし彼が万全でプレーできていたら、メッシやロナウドをはるかに超えるような存在になっていただろう。
また、1998年ワールドカップでも決勝戦前の痙攣によって万全な体調で臨むことができず、フランスに優勝を掻っ攫われている。
アレッサンドロ・ネスタ
所属したクラブ:ラツィオ、ACミランなど
国籍:イタリア
イタリアにおける伝説的なディフェンダー。絡め取るようなディフェンスは数多くのアタッカーを封じ込め、数多くのビッグマッチで活躍を見せた。
しかし彼は需要なところで怪我を抱えてしまうというタイミングの悪さがあった。3回のワールドカップで、彼はすべて難しい状況に直面していた。
1998年は準々決勝を怪我で欠場。2002年もあの悪名高い韓国戦には出場できていないし、2006年も決勝戦で欠場を余儀なくされて優勝に貢献できなかった。なんとタイミングが悪いのか…。
ジミー・グリーヴズ
所属したクラブ:チェルシー、ミラン、トッテナム、ウェストハムなど
国籍:イングランド
イングランドサッカーの歴史でも輝かしい栄光を持つ選手として知られているジミー・グリーヴズ。歴史上最高のストライカーの一人だ。
地元開催の1966年ワールドカップでは、主力の選手として最初の3試合に先発出場したものの準々決勝から怪我で離脱してしまった。しかも、その代役として起用されたジェフ・ハーストが大爆発し、決勝戦でもハットトリックの活躍を見せた。
さらに当時のワールドカップでは決勝戦終了時にピッチにいた11人にしかメダルが授与されなかったので、ジミー・グリーヴズは2009年まで表彰されることすらなかったのだ。