V・ファーレン長崎は23日、元日本代表MF山口蛍がヴィッセル神戸より完全移籍で加入することが決まったと発表した。
山口は1990年10月6日生まれの34歳。セレッソ大阪のアカデミーから2009年にトップ昇格すると徐々に評価を高め、4年目の2012シーズンには本来の守備的MFだけでなく一つ前の攻撃的なポジションでも起用され、30試合に出場、2ゴールを記録する。
翌2013年に日本代表デビューを飾ると、2015年12月にはドイツ1部のハノーファーへ移籍。しかし怪我もあり半年でC大阪へ復帰し、2018年には2大会連続のワールドカップ出場を果たした。
2019年、完全移籍したヴィッセル神戸でクラブ初タイトルとなる天皇杯優勝に貢献。その後もチームの主力として活躍し、リーグ連覇と天皇杯との2冠を達成した今季も27試合に出場していた。
以下は長崎への移籍が決まった山口のコメント。
V・ファーレン長崎公式
「V・ファーレン長崎の皆さん、この度ヴィッセル神戸から移籍してきました山口蛍です。J1昇格に向けて持てる力は全て出します!みんなで目標に向かって一丸となって、必ず昇格しましょう!」
ヴィッセル神戸公式
「ヴィッセル神戸のファン、サポーターの皆さん、今シーズンをもって6年間共にしたこのクラブを去る事にしました。6年間温かく見守って、サポートしてくれてありがとうございました。ヴィッセル神戸のリーグ3連覇とACL制覇を心より願っています」
発表直後にInstagramを更新し、真っ先にオファーをくれたという髙田旭人氏やクラブへの感謝とともに「素晴らしいスタジアムでクラブのビジョンと絶対にJ1に上がる、その熱意に心動かされました!試合ではチームの為に誰よりも走り泥臭く頑張ります!J1昇格という目標に向かってチーム一丸となって戦いましょう!シーズンは長く、良い時も悪い時もあると思います。そんな時こそ一つにまとまることが大事です!そして最後にみんなで笑って終えるシーズンにしましょう!」と綴った山口。
今季、待望の新スタジアムがオープンした長崎はJ2で3位に入ったものの、J1昇格プレーオフ初戦でベガルタ仙台にまさかの敗戦。
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契約更新が発表された下平隆宏監督のもと、J1復帰が至上命題となる来季に向けて大きな補強となった。