2010年12月1日(水) - ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム(ジャカルタ)
Indonesia
5
2-1
3-0
1
Malaysia
アスラルディン(OG)
クリスティアン・ゴンサレス
リドワン
アリフ
イルファン
21'
32'
52'
76'
90+4
得点者
18'




イドラン






スズキカップ1日目のナイトゲームには、グループAのホスト国となるインドネシアが登場。マレーシアを大量5得点で一蹴し、本拠地で決勝トーナメント進出の可能性を大にした。

18分にハムカのミスから先制点を許すも、その後はゴールラッシュ。

失点からわずか3分、アミルラディからボールを奪ったナスカがゴールラインギリギリまで持ち込みクロスを入れると、ニアでゴンサレスが触れずに後方に抜けた。それに対応できなかったDFに当たってオウンゴールとなり、同点に追いつく。さらに32分に右からのパスを受けたゴンサレスがワンフェイクでDFをかわし、得意の左足でシュートを決めてリードを奪った。

これに満足しないインドネシアは、後半はワンツーを多用して相手の脆い守備を崩しにかかる。52分にブストーミとの連携でリドワンが3点目をあげると、76分にも交代出場から間もないアリフが、アスラルディンのトラップミスを狙ってボールを奪い、その勢いのままゴールを決めて4点目。ロスタイムにもカウンターから攻撃を成功させ、オクトのアーリークロスをイルファンが押し込んだ。東南アジアの中では個人能力の高さで一歩抜け出ているインドネシア。それを生かして前線にシンプルにボールを送り、ドリブルで仕掛けるという攻撃が機能した。

ただ、これでインドネシアが優勝候補の筆頭になったかというと、そうではないと思える。というのは、やはり守備面が非常に脆いからだ。セットプレー時のポジショニングは安定せず、ラインコントロールが雑で簡単に裏を取られる場面が多かった。またゴールキーパーの能力はおそらくラオスよりも劣るだろう。ペルシプラの主将で、今季ACLで鹿島アントラーズ戦にも出場したDFリカルド・サラムペッシーが負傷で帯同出来ていないこともダメージになっているようだ。

マレーシアレベルにこれだけ守備を崩されるのであれば、タイやベトナムを相手に戦うには明らかに不安が残る。攻撃力でそれをカバーできるかがポイントとなるだろう。


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