アブ・ディアビ（マルセイユ）

ベナルファは半年。ラサナ・ディアラは1年。そしてディアビが苦しんできたのは何年だろうか？

若くしてパトリック・ヴィエラの後継者として高い評価を受けたディアビ。豊かな体格と圧倒的な技術を備え、その才能は遙かな地平に向かっているように見えた。

その歩みを阻んだのは度重なる怪我だ。アーセナルで復活を嘱望されながら、過去4年間でわずか23試合しか出場できなかった。一時は引退すらも考えたという。

しかし、盟友であるラサナ・ディアラとともに、今季はマルセイユで新たな道へと歩みを進めている。次のページをめくり、最高のディアビに戻るために。

彼が最後にレ・ブルーのユニフォームを着たのは2012年9月。16キャップを保有している彼に次のチャンスが与えられる可能性はあるだろうか。

【次ページ】その4