アルバニア代表は8日、EURO2016予選でセルビア代表と対戦、後半アディショナルタイムに2得点を奪われ0-2で敗戦した。

9月のポルトガル戦でもアディショナルタイムの失点により勝ち点を逃していたアルバニア、これで2連敗(3勝2分2敗)になり初の国際大会出場へ黄色信号が灯っている。

昨年10月のセルビア戦で「大アルバニア主義」の横断幕を吊るしたドローンが乱入、これが引き金になって乱闘騒ぎになった。

前半41分、0-0のところで試合は没収試合に。当初、UEFAは3-0でセルビアの勝利としたが、スポーツ仲裁裁判所は反対に3-0でアルバニアの勝利と決定している。

過去の歴史的背景もあってセルビアとアルバニアの仲は友好的とは言えない部分も大きい。旧ユーゴスラビアのコソヴォ系住民はアルバニアで暮らしている者も多く代表チームにもコソヴォ系選手が選出されている。

試合は、空中にヘリコプターが3台飛ぶなど厳戒態勢下で行われたが、ブーイングが巻き起こるなど試合は緊張感に包まれた。

アルバニアを率いるジャンニ・デ・ビアージ監督は、試合後以下の様に語った。

ジャンニ・デ・ビアージ
(アルバニア代表監督)


「チームは組織的には良く機能した。

しかし、ミスがあった。 それは、サポーターによる影響があったと思える。

我々は、勝ち点を取る必要がある。しかし、前月のポルトガル戦のように最後数分で失点してしまっている。

選手達は大きなメンタルを持っているが、時にはロジカルに戦うことが必要である。 」

対するセルビア代表MFネマニャ・マティッチは、

ネマニャ・マティッチ
(セルビア代表MF)


「私たちは友達です。我々は、ピッチの上では勝ちたいですが、スポーツマンです。

この種の出来事はノーマルなことです。

私たちはサッカーをしていてそれに集中する必要があると(アルバニア代表MF)ロリック・サナとも話しました」

と語った。

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