『El Colombiano』は「コロンビアで発生した飛行機事故の救助活動において、現場で発見された71名全員の遺体を収容した」と報じた。そのうち11体が機体の外に投げ出されていたとのこと。

当初は乗員、乗客を合わせて81名と伝えられていたが、そのうちルシアーノ・ブリゴン(シャペコ市長)、プリニオ・ネス・フィーリョ(シャペコエンセ会長)、ジェウソン・メリージョ(サンタカタリーナ州副知事)、イヴァン・カルロス・アグノレット(ジャーナリスト)の4名については搭乗していなかったことが明らかになっている。

なお、生存者はシャペコエンセの選手3名(ネト、ジャクソン・フォルマン、アラン・ルシェウ)、ジャーナリストのラファエウ・エンゼウ、CAのシメナ・スアレス、飛行技術者のエルウィン・トゥミリの合わせて6名。実際には77名が搭乗していたということで、現在見つかっている生存者以外は全て死亡が確認された形となる。

犠牲者の名前も全て明らかにされており、71名の遺体の中にはJリーグ経験者のカイオ・ジュニオール監督、ケンペス、チエゴ、クレーベル・サンターナ、アルトゥール・マイアも含まれていることが確認された。

また、飛行機の交信履歴などを記録したブラックボックスも2機が両方ともほぼ完全な状態で回収されており、今後事故の調査が行われる。

パイロットを務めていたのは、チャーター便を運用しているラミア社の共同創業者でもあるボリビア人ミゲル・アレハンドロ・キロガ・ムラカミ氏だった。

事故の原因については現在情報が錯綜しているが、主に2つの説がある。

・機体が電気的障害によって故障した説

・フライト途中に燃料が尽きた説

なお、『爆発を避けるためにパイロットが燃料投棄した』という説については、“当該の機体にそのシステム自体が存在しない”とブラジルの航空会社『Sindicato Nacional dos Aeronautas』の社長ホドリゴ・スパデル氏が証言しているとのこと。

どちらにしても、墜落した際に爆発や火災が起こらなかったこと、そして急速な落下があった(残骸が小さな距離に留まっているため、急角度で衝突している)という状況から、燃料が上空でゼロになったことで全ての電源がダウンしていた可能性が高いと考えられている。

なぜそのような状況に陥ったかという原因については今後の調査によって明らかにされるはずだ。