王者として迎える今シーズンは、様々な敵と戦う1年となる。

元旦まで激戦を重ねた代償は大きく、選手たちのコンディションはまだ完璧ではない。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)参戦による疲労も看過できない。無論、サポーター・マスコミからのプレッシャーも避けては通れない。だがそれは、王者の宿命でもある。これらに打ち勝ってこそ常勝軍団だ。

フロントは今オフ、大型補強でスカッドの底上げを行った。チームには健全な競争意識と危機感が漂い、良い状態にある。

今回の鹿島リポートでは、基本システムの4-4-2を想定したポジションごとの戦力分析を行い、連覇がかかるシーズンを占っていきたい。

【次ページ】GK「ハイレベルな競争を勝ち抜くのは」