ロベルト・レヴァンドフスキ(現ポーランド代表FW)

移籍:ドルトムント→バイエルン・ミュンヘン

シーズン:2014年

評価:8/10

理由:1年前にマリオ・ゲッツェを引き抜かれていたドルトムント。レヴァンドフスキもバイエルンへ移籍すると発表すると、サポーターたちは再び傷付いた。

その後、彼は世界最高の「9番」としての地位を確立。移籍1年目こそ25ゴールに留まったが、ここ2シーズンは42、43ゴールと大爆発。バイエルンのブンデス5連覇において、ここ3シーズンはレヴァンドフスキがチームを牽引してきた。

最近ではマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーが莫大な金額で獲得を狙っているとも伝えられている。バイエルンはそんな彼を無料で連れてきたのだ!

エステバン・カンビアッソ(元アルゼンチン代表MF)

移籍:レアル・マドリー→インテル

シーズン:2004年

評価:9/10

理由:フットボール史上最高のフリー移籍かもしれない。2004年にマドリーを離れインテルと契約したカンビアッソは、以後10年に渡ってイタリアでプレーした。

セリエAでレギュラーを確保すると、その10年でスクデットを5度獲得。さらに、ジョゼ・モウリーニョのもとで、UEFAチャンピオンズリーグ優勝も経験。その後、2014年にインテルが新契約をオファーしなかったことで、レスターへと移籍することに。

とはいえ、サン・シーロでの活躍によって、世界で最も一貫したパフォーマンスを見せるMFのひとりとしての地位を確立した。カンビアッソはインテルにおいて本物のレジェンドになった。莫大な額を費やして獲得されたダメ選手ではなく(≒インテルはそういう選手が多いという揶揄)。

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