日本サッカー協会(JFA)は11日、JFAアカデミー福島(U-18)のMF谷川萌々子がドイツのバイエルン・ミュンヘンに加入することが決定したと発表した。

谷川(たにかわ)は2005年5月7日生まれの18歳。2018年に名古屋グランパスのアカデミーから、女子13期生としてJFAアカデミー福島へ入学。

中学時代はなでしこリーグ3部のチャレンジEASTでプレーし、高校に入ると1年次からなでしこリーグ2部で活躍。高い技術と類まれな攻撃センスは早くも発揮した。

2023年は同級生の古賀塔子とともにサポートメンバーとして女子ワールドカップのなでしこジャパンに帯同。直後に開催されたアジア競技大会では、レギュラーとして5試合に出場、5ゴールを挙げている。

とくに北朝鮮との決勝では、66分にコーナーキックから大澤春花の勝ち越し弾をアシストすると、その3分後には切れ味鋭いキックフェイントから左足を一閃!(動画6分23秒から)

利き足ではない左足、しかも切り返した後の軽いワンタッチがにくい。この谷川のスーパーミドル弾などで4-1と快勝した日本は2大会連続の金メダルに輝いている。

身長168cmとサイズもあるため今後の進路が注目されていたが、今回、名門バイエルンへの加入が発表された。谷川のコメントは以下の通り。

「2024年から海外でプレーすることを決断しました。JFAアカデミー福島で素晴らしい指導者、仲間に出会い、濃密な6年間を過ごすことができました。これまで支えてくださった方々に恩返しするためにも、ここで学んだことを活かし、海外で更にレベルアップしたいと思っています。ヨーロッパの地から良い報告を伝えられるよう頑張るので、引き続きの応援よろしくお願いします」

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なお、谷川はそのままスウェーデン1部のローゼンゴードへ期限付き移籍されるとのこと。当地で10番をつけることも発表されている。

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