7日に行われたUEFAヨーロッパリーグのラウンド16ファーストレグで、リヴァプールは敵地に乗り込んでスパルタ・プラハと対戦した。

試合開始から間もなくアレクシス・マカリステルのペナルティキックから先制点を奪い、リヴァプールは幸先の良いスタートを切った。

さらに前半のうちにダルウィン・ヌニェスが2ゴールを追加し、ハーフタイムの段階で3-0とリヴァプールが大きなリードを奪うことに成功する。

後半にはコナー・ブラッドリーのオウンゴールで1点を返されてしまったものの、さらにルイス・ディアスとドミニク・ソボスライが追加点を決め、最終的には5-1と大勝している。

『EUROSPORT』によれば、この試合を『TNT Sports』で解説していたアリー・マッコイスト氏は以下のように話し、遠藤航がマカリステルのポテンシャルを引き出していると語ったそう。

「マカリステルがピッチ上でさらに前に出られるようになっているのは明らかなことだ。それは遠藤航がすこし深い位置でポジションを取ることで可能になった。

ここ数週間はデクラン・ライスのように、彼はさらに前へと出ていくプレーによってその恩恵を受けている状態だ」

このシーズンの最初はファビーニョとヘンダーソンが突如抜けたためにアレクシス・マカリステルがアンカーを務めることが多かったが、攻撃面の能力をあまり発揮できなかった。

しかしそこで遠藤航が変わってアンカーに入ることにより、アレクシス・マカリステルが一つ前のポジションに変化し、より得点につながる仕事ができるようになり、デクラン・ライスのようなオールラウンダーとして活躍するベースができたという。

また、同じ『TNT Sports』で解説をしているピーター・クラウチ氏も以下のように話していたそうだ。

「ブライトンでは、マカリステルはより前にポジションを取るためのライセンスを持っていたようなものだ。

遠藤航がシーズンの前半でアンカーポジションに入ったことは、マカリステルにとって非常に助けになったと思うよ。

彼はアンカーでプレーするよりも最高の部分を出せている。なぜ彼が獲得されたのかという部分でもある。クリエイティブで、ボックス内に侵入してゴールを決められる。チャンスを生み出すスキルがあるからね」

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今季ブライトンから3500万ポンド(およそ65.7億円)で獲得されたアレクシス・マカリステル。そして2000万ユーロ(およそ32.3億円)で引き入れられた遠藤航。この二人が揃ったことで中盤のバランスが理想的なものになったようだ。

なお、リヴァプールはこのあと10日にマンチェスター・シティ戦、14日にスパルタ・プラハ戦、さらに17日にマンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ準々決勝を控えている。

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