ベガルタ仙台は12日、川崎フロンターレMF松井蓮之を期限付き移籍で獲得したことを発表した。両クラブが対戦する公式戦は出場できないとのこと。

福島県いわき市出身の松井は、姉が女優の松井愛莉であることでも知られる24歳。矢板中央高から法政大へ進学し、大学サッカー屈指の潰し屋として名を上げた。

2022年に川崎フロンターレへ加入すると、2023年5月にFC町田ゼルビアへ育成型期限付き移籍。J2で17試合に出場しチームのJ1初昇格に貢献している。

今季、川崎へ復帰したもののACLラウンド16敗退などで試合数が減少したため、出場機会を求めて期限付き移籍を選択したとみられる。

以下は仙台と川崎の公式に掲載された松井のコメント。

「ベガルタ仙台のファン、サポーターのみなさんはじめまして。川崎フロンターレからきました松井蓮之です。一日でも早くすばらしいスタジアムと熱い応援のなかで試合に出場し、チームの勝利に少しでも貢献できるようがんばります。また、ファン、サポーターのみなさんに覚えてもらえるよう全力で戦います。応援よろしくお願いします!」

「このタイミングでの移籍はとても悩み、自分自身悔しい気持ちもありますが、もっともっと成長して川崎フロンターレで活躍したいという思いが一番強いです。まずはベガルタ仙台で試合に出続けて、常に結果を求め、J1に昇格できるように頑張ってきます」

森山佳郎監督が就任した仙台は開幕から2勝1分と好スタートを切っている。強度の高いプレッシングサッカーを展開しており、4年ぶりのJ1復帰に向けて松井の獲得は大きくプラスに働きそうだ。

なお、松井の仙台での背番号は6番に決定。これは、現日本代表の板倉滉が2018シーズンに川崎から仙台へ期限付き移籍していた際に付けていた番号だ。

板倉は仙台でセンターバックとして1シーズン活躍し、翌2019年1月、マンチェスター・シティへ電撃移籍していった。松井も仙台の地で飛躍が期待される。

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ベガルタ仙台の次戦は16日(土)。アウェイでブラウブリッツ秋田との東北ダービーに臨む。

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