創設年 | 1991年 |
---|---|
ホームタウン | 静岡県静岡市 |
ホームスタジアム | アウトソーシングスタジアム日本平 |
収容人数 | 20,299 |
監督 | 長谷川 健太 |
2009年度順位 | 7位 |
URL | http://www.s-pulse.co.jp/ |
ここ数年、怪我などで主力選手が抜けた穴を若手の成長で補い、常に上位争いを繰り広げてきたヤング清水。その結果戦力は大幅に厚みを増したが、長谷川監督となってからいまだタイトルに縁がないチームは今オフ、2人のレギュラークラスを獲得した。やや層の薄かったセンターバックにはボスナーを補強。青山の代役を務めていた児玉を本来の左サイドバックに戻し、太田と競わせることが可能となった。
そして何といってもオフ最大の話題は、清水が生んだ天才サッカー少年、小野の加入である。高卒時に獲得を逃して以降、チームとファンが待ち望んできた小野の清水帰還。彼の技術と経験が、チームを1つ上のレベルへと押し上げてくれるはずだ。
4-4-2や4-2-3-1のフォーメーションでブロックを形成し、まずは相手の攻撃を防ぐことに主眼を置いていたこれまでとは違い、今年は能動的な4-3-3にチャレンジする。攻守において自分たちから積極的に仕掛ける、バルセロナのような攻撃サッカーが目標だ。キープレイヤーとなるのは、右のFWで起用されることが濃厚な藤本。ルーキーイヤーの2006年にJリーグ新人王や日本プロスポーツ大賞新人賞を受賞したが、ここ2年は怪我で調子を落としており、プロ5年目の今年に懸ける思いは強い。細かいタッチのドリブルと左足の決定力を生かし、バルセロナの至宝メッシのような存在感を発揮することが期待される。
岡崎、岩下、枝村、青山らが加わってから6年目となる今年こそは、本当の意味で優勝争いに加わりたい。ここ4年は、スタートダッシュに失敗、夏に調子を上げて首位戦線に迫るも、終盤失速して4~7位というのが定番。この「山型」の調子の波を如何に高いレベルでフラットに近づけていくか。
まずは序盤戦で勝ち点を稼ぐことが目標となるが、昨季を見ると6~11節、28~34節と、1ヶ月以上白星から遠ざかる時期があった。最低でもACL出場権を得られる3位以内を狙おうというのであれば、不調は早期に脱する必要があるだろう。選手の投票により、昨季に続くキャプテンに任命された兵働を中心に、精神面でも新たな一面を見せてもらいたい。