大会は6日目に突入。欧州王者のスペイン代表が満を持して登場します。グループAはグループリーグ2試合目に突入です。
ホンジュラス代表は7大会ぶり2度目のワールドカップです。現在の代表チームは2000年シドニー五輪、2008年の北京五輪に出場したチームがベースであり、1982年大会以来の出場という快挙は地道な努力によって成し遂げられました。しかし、予選で8得点を奪い本大会出場に大きく貢献したカルロス・コストリーは右足の骨折で欠場が決定。英雄カルロス・パボン、カリアリなどで活躍したダビド・スアソらにかかる期待は大きなものとなるでしょう。
チリ代表は3大会ぶりの出場です。元アルゼンチン代表監督で、2002年の日韓ワールドカップを指揮したマルセロ・ビエルサが監督として指揮します。ビエルサといえばアルゼンチン代表時代に用いた3-4-3のシステムが得意芸。今大会も攻撃的な3-4-3で挑むのか注目です。注目はCSKAモスクワのマルク・ゴンサレス。本田圭佑の同僚は、サイドからのドリブルでチャンスメイクします。
EURO2008を制した欧州王者のスペイン代表が大会6日目にやっとの登場です。魅惑のパスサッカーを主体とし、爆発的な攻撃力を兼ね備えるスペイン代表。中盤の熾烈なレギュラー争いは世界一のレベルと言って過言ではありません。また、ビセンテ・デル・ボスケ監督は前任者のルイス・アラゴネスから引き継いだチームをより攻撃的なチームへと進化。予選後の親善試合ではアルゼンチンやフランスなどの強豪国を一蹴してきました。初の世界王者へ。真の無敵艦隊へ向けての挑戦がはじまります。
スイス代表は4年前に続く2大会連続の出場です。開催国として挑んだEURO2008は早期敗退を喫してしまいましたが、バイエルン、ドルトムントで欧州CLを制覇したオットマー・ヒッツフェルトを招聘すると、チームは欧州予選を1位通過し、本大会への切符を掴み取りました。前回は無失点で敗退するという珍しい記録を作ったスイス代表。超攻撃型のスペイン代表に対し、連続無失点更新なるか注目しましょう!
グループステージの初戦が全て終了し、グループAは2戦目に突入します。開幕戦で勝利を逃した南アフリカは、開催国の義務を果たすべくウルグアイ代表との試合に挑みます。Qoly座談会でも注目となっていたシフィウェ・シャバララは開幕戦で先制点をゲット。2戦目も自由奔放に攻撃を仕掛けてくれるでしょう。また、メキシコ戦でも脅威となっていたカトレゴ・エンフェラのスピード。ウルグアイ代表は彼を止める事ができるかが1つの鍵となるでしょう。
ウルグアイ代表は初戦が山場のフランス戦でした。ドローで終えた事で一息つきましたが、南アフリカ戦はグループステージ突破に向けて「勝ち点3を計算している試合」のはずです。初戦で不発に終わったディエゴ・フォルラン、ルイス・スアレスの強力2トップは猛然とゴールへ向かう事が予測されます。グループAの行方を左右する大一番だけに、開催国の義務と古豪の意地のどちらが相手を圧倒するのか注目してください!