グループH最注目カードだったチリvsスペインは2-1でスペインが勝利、チリ、スペイン共に仲良く決勝トーナメント進出を決めた。

前半、立ち上がりは激しい展開だった。「5バックにするのではないか？」と守備的な予想がされたチリだったが、蓋をあけてみれば攻勢をかける展開。しかし、ボーセジュールがチャンスを決めきれず、さらには守備が粗くカードを連発する。

こうなると強いのは欧州王者スペイン。前半24分、縦パスに抜け出したトーレスを防ぐためにGKブラボがエリア外に飛び出しクリアしたボールをビジャが拾いロングシュートでゴールを決める。前半37分にはこの日初先発だったエストラーダが退場。その隙にイニエスタが2得点目をあげる。10人になったチリは後半2人を変えて再び攻勢にでると、後半2分にミジャールが得点。ビエルサ采配の妙を見せた。

このまま終われば、勝ち点6得失点差+1となるチリ、同じく勝ち点6得失点差+2となったスペイン。スイスvsホンジュラスが0-0というで仮に1点とっても追いつけないことから、ボールをまわすスペインに対してチリもこれを追わず。