調子の上がらないミランがホームにジェノアを迎える1戦。ミランは前節のラツィオ戦で殆どフリーランニングの無いサッカーに終始。ボアテンク以外に見所が無かったと言って過言ではない。更に今節はピルロかセードルフをターンオーバーさせるとアッレグリは明言。ロビーニョは未だに90分戦えるコンディションではない模様だが、先発して途中交代、という可能性も残されている。対するジェノアはミランから追い出されたカラーゼの先発が予想されている。古巣相手に意地を見せる事ができるか?
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10/11シーズンセリエA、最初のビッグマッチと言える一戦。ホームのオリンピコで戦うローマはメクセスが出場出来ず、インテルも第4節のバーリ戦で途中交代したサムエルの怪我の不安が伝えられている。
ここまでのチーム状況としては、新監督のラファ・ベニテス体制に変わったとは言え、リーグ首位に立つインテルに一日の長がある。ローマは4試合を終えて未だ勝利が無い状況。早い時間帯にインテルが先制するようなことがあれば、血の気の多いローマの選手達が苛立ちを見せ始め自滅する恐れがある。
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両チームともミッドウィークの試合では敗れてしまった同士。特にチェゼーナは今シーズン初失点を喫しての敗戦。さらに先制された状況下での攻撃のバリエーション不足を露呈してしまった。難敵ナポリが相手といえども、ズルズルと後退するようなことなくなんとか踏ん張りたい。
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水曜日にローマを下し、順位表でインテルに次いで2位につけるブレッシャ。カラッチョロの高さと、エデルのスピードは、アウェイでのカウンターで抜群の効果を発揮するだろう。ディアマンティの飛び道具も控えている。対するバーリは去年ほどのインパクトを備えていない。ラノッキア、ボヌッチの抜けた穴は大きく、前節は4失点での敗北を喫している。
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前節、ホームのアンジェロ・マッシミーノで好調のチェゼーナを下したカターニアは、ボローニャを迎えての一戦。未だ出場機会がわずかしかない森本は、このあたりで結果を出したいところだが・・・。
対するボローニャは前節今季初勝利を挙げたが今年も苦しい戦いを強いられている。ディ・ヴァイオ頼みの前線と崩壊してしまう守備陣。特に守備陣の拙さは深刻だ。
2節には首位、4節終了してインテルと勝ち点1差の3位。絶好調のキエーヴォはホームに尻上がりに調子を上げてきたラツィオを迎える。同じシステム、ほぼ変わらないメンバーと、固定で戦えているのが今のキエーヴォの強みだ。
対するラツィオは前節苦手のミラン戦で勝ち点1を死守。攻撃陣のタレントは豊富であり、守備さえ崩壊しなければ、1、2点のビハインドを取り返す力が今のラツィオにはある。右SBのカヴァンダはスピードが売りのサイドバック。守備面での不安を抱える為、4-3-1-2ならインサイドハーフ、4-5-1ならサイドハーフのフォローが不可欠であろう。
開幕から不調に苦しむフィオレンティーナ。未だに勝利がなく、指揮官ミハイロヴィッチの進退も取り沙汰されている。エースのヨヴェティッチが戻ってくる間に立て直す事ができるか。対するパルマまずまずのスタートだが、下位に控えるのは強豪チームの名ばかりであり、安穏としてられない状況が続く。
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今では王様とも皇帝とも例えられるようなハイパフォーマンスを続けるパストーレは、23日のユヴェントス戦でも活躍。彼を経由した攻撃は相手の急所を突き破壊力抜群。チームのアイドル、ミッコリも怪我から復帰し、戦力は整ってきており臨戦態勢が整ったといえる。対するレッチェは苦しみながら、前線を入れ替えながら奮闘中。攻撃陣の豊富なタレントをどう活かすかが今後の鍵。
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まさかの4連敗スタートとなってしまったウディネーゼ。5節はジェノヴァに乗り込んでのサンプドリア戦。ここまで1試合もゼロ封出来ていないウディネーゼ守備陣が、カッサーノ&パッツィーニのコンビを相手に踏ん張り切れるかが鍵。サンプドリアは低調ではないが、勝ちきれない試合が多い。不調のウディネーゼを難なく交わせるか?
第3節でウディネーゼに完勝したかと思えば、23日のパレルモ戦ではホームで1-3の敗北。新加入選手が多いため攻守両面でパフォーマンスにムラがあり、戦術的完成度も低いと言わざるを得ない。軽率なミスを減らすことが出来ないユヴェントス守備陣は、カリアリの鋭いカウンターの餌食になるかもしれない。