Braga
0
0-0
0-3
3
Shakhtar
得点者
56'
72'
90+2'
L・アドリアーノ
L・アドリアーノ
D・コスタ

前半は、試合の展開はほぼブラガの手中にあった。引き気味にブロックを形成してパスコースを消し、相手にボールをある程度持たせて前におびき寄せ、チャンスと見るやプレスをかけてボールを奪いショートカウンターを仕掛けるという戦術で、シャフタールを自分の土俵に引きずり込んだ。そのために運動量に優れるサリーノをトップ下に起用し、2列目のボール奪取力を強めていた。

シャフタールは前半は完全にそれに「お付き合い」してしまった。無駄に後方でポゼッションし時間を浪費、チャンスを全く作れず、時折カウンターを受ける。中盤のパスワークが潰されていた上、前半2度ほど浮き球で前線に収めたところからチャンスを作れた(しかも前半45分を通して流れの中でのチャンスらしいチャンスはこの2度くらいだった)にも関わらずである。非効率的なサッカーに終始した。

しかし後半になるとシャフタールは長いレンジのパスを使い始め、効率的にチャンスを作り出した。50分にカウンター気味に早いタイミングでのロングボールでルイス・アドリアーノを走らせたことを切っ掛けに、シャフタールの攻撃は一気に効果性を高めた。

そして56分にスルナの縦パスをムヒタリャンが収めて繋ぎ、ウィリアンがスルーパスを送ると、それにルイス・アドリアーノが抜け出してシュート。キーパーの脇を抜いてゴールに決まり、先制点を奪取。前がかりになりスペースを空けるブラガに対して今度はカウンターでチャンスを作り、72分にバイタルエリアでドゥグラス・コスタがキープし、そこからのスルーパスを再びルイス・アドリアーノがゴールに決めて追加点も獲得。さらにロスタイムにもウィリアンのドリブルからPKを獲得し、3点のリードを奪って試合を決めた。

ブラガは前半は試合を支配したものの、そこで2度、マテウスとサリーノの連携から生まれた決定機を決められなかったことが響いてしまった。全く同じ戦術で後半に望まざるを得なくなり、シャフタールの戦術変更に対応することが出来なかった。もしリードを奪えていたならば、もっと守備に重点を置き、戦術面で先手を取れていたはずである。また機動力があるアルベルト・ロドリゲスが負傷で退いたことにより、縦パスへのインターセプトの能力が失われたことも大きかった。

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