2010年10月8日(金) - レッドブル・アリーナ(ニュージャージー州)
Colombia
1
0-0
1-0
0
Ecuador
ファルカオ 87'
得点者




米国での開催ながら隣国のライバル対決に25,000人もの観衆が詰め掛け、スタンドは両国の象徴的なカラーである黄色に染まり熱気に包まれた。ちなみにコロンビアのエルナン・“ボリージョ”・ゴメス監督はかつてエクアドルを指揮し、2002年に同国をW杯初出場へと導いた国民的英雄。2010年W杯でホンジュラス代表を指揮したエクアドルのレイナルド・ルエダ監督もユース世代や2006年W杯予選など長くコロンビアを率いており、お互いを知り尽くした監督同士の対決でもあった。

試合は元々近い両国のスタイルに加えて規律と守備を重んじる両監督だけにスピーディな試合とはなったが中盤で激しく潰し合い、試合を通して数えるほどの決定機を両者とも逃す展開。そのなかでコロンビアは後半、何でもないFKがワルテル・アジョビのハンドを誘い、PKの絶好機を得たがジョバンニ・モレノのキックはバンゲーラのファインセーブに遭う。そのままスコアレス濃厚かと思われたが、終了間際、キンテーロのパスからモレノがフリーで放ったシュートのこぼれを、ファルカオが巧みなチップキックでゴール。これが決勝点となりコロンビアが辛くも勝利した。

勝利したコロンビアは先発した選手の平均年齢が高く、右サイドに抜擢された若いイバルボも期待に応えられなかったが、“ピベ”・バルデラマの新たな後継者ジョバンニ・モレノが着実に攻撃の核として存在感を高めつつある。得点力に関しては依然不安を残すが、この試合でベンチスタートを強いられたファルカオが意地を見せた恰好だ。

一方のマンチェスター・Uのバレンシアを長期の怪我で欠くエクアドル。長年の課題であるウルタド、エスピノサに代わる守備陣に関して、この試合は一定の成果を上げたが、メキシコでゴール量産中のチュチョ・ベニテスは元気がなく、キャプテンを務めたワルテル・アジョビの従兄弟で、国内で期待の高いハイメ・アジョビがコロンビアの歴戦のDFに抑えられるなど無得点に終わった。ただそのなかでは左サイドのアローヨが非常に力強いドリブルを見せており、熾烈なポジション争いに加わることになるだろう。なお後半に投入され、代表デビュー戦を果たしたクリスティアン・スアレスは負傷のために終了を待たずして退いている。