チーム合計最多最少平均昨季との比較成績
1 ヴァンフォーレ甲府 223,309 16,431 10,316 12,406 +12.1% 2位
2 ジェフ千葉 210,394 18,031 8,381 11,689 -20.6% 4位
3 コンサドーレ札幌 193,280 26,875 5,429 10,738 +5.2% 13位
4 大分トリニータ 188,340 14,518 4,594 10,463 -43.2% 15位
5 アビスパ福岡 158,777 14,713 5,012 8,821 +13.6% 3位
6 柏レイソル 145,766 10,768 6,844 8,098 -31.0% 優勝
7 ファジアーノ岡山 128,900 11,290 4,025 7,161 +16.2% 17位
8 ロアッソ熊本 124,317 16,098 2,803 6,907 +15.0% 7位
9 サガン鳥栖 119,392 12,301 3,658 6,633 +11.6% 9位
10 横浜FC 104,230 10,809 3,553 5,791 +63.8% 6位
11 東京ヴェルディ 100,297 25,110 2,512 5,639 +1.2% 5位
12 徳島ヴォルティス 83,057 11,115 2,117 4,614 +13.2% 8位
13 カターレ富山 80,327 10,726 2,542 4,463 +19.3% 18位
14 ザスパ草津 79,638 9,382 2,232 4,424 +2.1% 12位
15 愛媛FC 78,945 10,630 2,787 4,386 +18.7% 11位
16 ギラヴァンツ北九州 75,393 7,470 2,389 4,189 +22.8% 19位
17 栃木SC 74,821 6,933 1,913 4,157 -11.6% 10位
18 水戸ホーリーホック 64,949 10,181 1,456 3,608 +34.9% 16位
19 FC岐阜 55,950 5,133 2,006 3,108 -27.7% 14位
  J2トータル 2,290,082 26,875 1,456 6,696 +5.8%  

試合数が51→38と大幅に減少し、平日開催がなくなったこともあり、昨季に比べて平均入場者数が増加したクラブが大半を占めたJ2。昨季1位の仙台が昇格したため、同2位の甲府が順当に1位へと収まった。しかも平均12,406人というのは、初のJ1を戦った2006年の12,213人を上回る数字で、債務超過によりクラブ存続の危機に瀕していた10年前とは隔世の感がある。(2000年の平均入場者数は1,850人)

J2でトップの伸びを記録したのは、意外にも横浜FC。2009年に16位と低迷したチームは今季、昨年までサガン鳥栖の指揮を執っていた岸野監督を招聘。熱血漢で知られる新監督は相棒の芝田コーチと共に、熱い指導でチームに魂を吹き込み、再び上位戦線に浮上させた。もちろんカズがいることによるプラスアルファの動員も十分考えられ、今季10試合の出場にとどまり(うち先発は1試合のみ)、最近移籍を匂わせている“キング”の去就は気になるところだ。

J1からの降格組も大きく減少はしたものの上位に入った。ただ、減少率を最も抑えた千葉は1年でのJ1復帰を果たせず、J2で2年目となる来季、この数字をどれだけキープできるかが経営的な鍵となりそうである。逆に、昨年もJ2を戦いながら千葉よりも大きなマイナスとなった岐阜であるが、観客数こそ減少したものの有料での観戦者が増えたため、収入は増加。クラブは、2008年のJリーグ参入以来初の収支黒字化を達成する見込みだという。

さらに、その岐阜の観客減少による、ある意味での恩恵を受けたのが水戸だ。今季、テレビ番組とのコラボ企画で観客動員のワースト脱出を目指した水戸は、10月31日の柏戦でクラブ史上初の1万人越えとなる10,181人の観衆を集めるなど、昨季に比べて大幅に入場者数が増加。その結果、見事岐阜を上回り、6年ぶりにワーストからの脱出を果たしたのだった。


◆ 2010年Jリーグ 観客動員データ ~ J1

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