鋭い飛び出しで攻撃の中心を担う悪童

DFの裏を取り、エリア内に侵入して得点に絡む動きを最大の持ち味とするMF。ヴェンゲル監督も「常にDFの裏を取ろうとしている。走りこむタイミングが良く、精神的な強さもある」と高く評価。ラストパスの精度も高く、2009年のFAカップ決勝ではジユ・スヌの先制点をアシストしている。ユースチームではFKやCKを担当していたこともあり、味方を動かし攻撃の中心となれるMFだ。

一方でプロ意識の欠如を指摘されてもいる。サッカーよりもパーティーを好み、ワトフォードへのローン移籍を決断したのは友人の近くに住めることが理由だったと自ら答えているほど。

イングランド代表ではU-16代表でキャプテンを務め、2007年のU-17、2009年のU-19と二つの欧州選手権で準優勝の原動力となった優等生。将来の代表キャプテンと期待する声もあるが、埋没しないためには卓越した武器がほしいところだ。

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