クリスティアーノ・ロナウドと言えば、ピッチ内外の言動や行動で槍玉に挙げられることが多々あるが、現地メディアからのインタビューの中で、そのスタイルを貫く意思を表明したした。
「おれは自分の生き方を他のものに合わせようとしたことはない。人にはそれぞれ性格とかパーソナリティーがあるけど、誰も『おまえは変わらなければならない』と言える権利はないんじゃないかな。それに、おれの場合は、自分が間違っていることをしているかどうかはわかってるしね」
ポルトガル時代から個人名を挙げて中傷したりすることは日常茶飯事だったクリスティアーノ・ロナウド、最近は丸くなった感もあるが、時に傲慢に映るそのキャラクターは未だに問題を起こすこともある。だが、本人が間違っていることを理解した上で、そのように振る舞っているのであれば、それはそれで評価されるべきなのかもしれない。
稀代の名将ジョゼ・モウリーニョは、自身を客観的に分析し、時と場合に応じそのキャラクターを意識的に使い分けている言われている。それはまさに“ペルソナ”だ。ともすれば、クリスティアーノ・ロナウドも、その“ペルソナ”の要素を持っているのかもしれない。彼に対して「無邪気で常識はずれ」と感じていた者はまんまと騙されていた・・・そう考えると、恐ろしさを感じざるを得ない。
(筆:Qoly編集部 T)