昨日英国2部サウサンプトンへの移籍を決めた日本代表FW李忠成。5日にイングランドに渡航し、メディカルテストを兼ねた練習参加を行っている。ワークパーミットを取得した後に14日に帰国し、16日に再渡英する予定となっている。しかし、イングランドでは未だ東洋人のフォワードが成功した事例はない。
スポーツソウルのイ・ジョンス記者は李忠成の父親であるイ・チョルデ氏のインタビューを掲載。“英国で成功しにくいという偏見と闘い、心の祖国韓国サッカーファンに認められるためにパク・チソン、イ・チョンヨンのような成功事例を作らなければならない”、“息子は「人生最後の挑戦」と表現していたが、父は「結果が分からないギャンブルだ」と言った”と、記者は結論づけている。
「お祝いされることはよく分からない。海外に進出した選手に掛かる期待は多いが、試合に出られないことも多い。実力で結果を出さなければならないので、率直に言って負担になる。広島でもイギリスでも最初は厳しい。
(日本のFWが海外に、しかも英国に出る例は多くないが?) ドイツの3チーム、イタリアの1チームが興味を持っていたが、忠成が魅力を感じていなかった。浦和レッズへの移籍を決心していたところにサウサンプトンからオファーが届いた。
パク・チソンやイ・チョンヨンなど韓国選手の成功事例が自信と期待感を持たせた。成功したFWはチャ・ボンクンと高原直泰だけなので負担はあるが、忠成は東洋人が攻撃も出来ると言うことを見せてくれるだろう。
(1部からのオファーはなかったのか?) どこであろうと、ゴールを決めて選手として最善を尽くすのが良い。2部ではあるが1部昇格の可能性が高く、監督も良い印象を持ってくれている。2部で試合に出場し、適応する時間を得て、昇格に貢献する。そうすれば1部リーグで遙かに大きな活躍が見られるだろう。苦労が大きければその分喜びも大きいものだ。
(韓国人選手との対決もあるが?) チョン・テセがドイツに進出した後、チャ・ドゥリに助けを受けて親密に接しているのを見ている。忠成も韓国人選手に会いたがっている。私たちの世代とは違うから、お互いにやりとりして、同じ東洋人として、サッカー選手として気楽に過ごせることを期待している」
(筆:Qoly編集部 K)