第七位 ネイサン・ダイアー(スウォンジー)
小柄な体格を活かした切れ味鋭いドリブルが人目を引く、スウォンジーのメインウェポン。ショーン・ライト=フィリップス、アーロン・レノンに似た特性を持っており、イングランド代表入りを推す声もあるが、90分間フルに戦い抜く体力には欠け、守備面にも不安あり。ただ、24歳とまだまだ成長できる可能性は残されており、ここから大化けする可能性も。
第六位 ナニ(マンチェスター・ユナイテッド)
レパートリーに枚挙のいとまがない、足技の総合デパート。マンチェスター・ユナイテッドに移籍した当初は、なかなかプレミアリーグのリズムに慣れなかったが、2009/10シーズン後半戦から覚醒。ライアン・ギグスから「クリスティアーノ・ロナウドの正当なる後継者」として認められた男は、キャリアハイと言える昨季に引き続き、今季もハイパフォーマンスを継続している。
第五位 ダニエル・スターリッジ(チェルシー)
本人はセンターフォワードへの執着心を持っているようだが、大成したのはウィングポジションだった。今季新監督に就任したアンドレ・ヴィラス=ボアスによって、レギュラーに抜擢されると、エッジの利いた鋭い切り返しと高い決定力を武器に躍動。昨年11月にはイングランド代表にも参加し、シーズン終了後に行われるEURO2012の本大会メンバー入りも期待されている。