第四位 ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)
高度なサッカーIQとイマジネーション溢れるプレーで観衆を湧かせる、世界屈指のファンタジスタ。ウィンガーという型に当てはめることが難しいほどの万能性を持ち合わせており、昨季は主にトップ下でプレーしていたが、今季はサイドへ。年明けあたりからは疲労が見え隠れし、やや低調な出来に終わった試合もあったが、その実力に疑いの余地はなし。
第三位 フアン・マタ(チェルシー)
おそらく、今季のチェルシーにおいて最も輝きを放ったプレーヤーと言えるだろう。一振りでチャンスを生み出す魔法の左足で、ゴールにアシストにアンドレ・ヴィラス=ボアス政権下の混迷期にも安定した活躍を見せた。数人に囲まれても慌てない柔らかいボールタッチと視野の広さ、正確なシュートを兼ね備えるなど、元々能力の高いタレントではあったが、ここまですぐにイングランドのスタイルに馴染むことを予想したものは決して多くなかったはずだ。
第二位 ギャレス・ベイル(トッテナム)
若き頃に培われた陸上選手顔負けの身体能力とパワフルな左足で相手チームを震撼させる、早熟のスピードスター。彼の最大の武器として、その恵まれたフィジカルが注目されることが多いが、長所に出来た理由は自身曰く「フットボール以外にも色々なスポーツをやったからかもしれない。一時期ハマったクロスカントリーでは心肺機能が高まったと思うし、ラグビーもかなり好きだったね」とのこと。ちなみに、14歳の時には芝生の上で100m11秒4という記録を残しているらしい。