Netherlands
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2
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2-1
0-3 |
4
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Mexico
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ファン・ハーレン ファン・ハーレン |
10' 19' |
得点者
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14' 52' 54' 78' |
エレーラ ラミレス ヒメネス ファビアン |
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攻撃力を武器とするメキシコが、「らしい」スコアでオランダに逆転勝利を飾った。相変わらず守備面の弱点は晒しているものの、毎試合ちゃんと得点を取ってくる力はさすがである。
立ち上がりには2失点を喫した。10分にはチャベスの裏にロングボールを通され、ルコキのスピードの餌食に。クロスをレジェスが弾いたものの、こぼれ球をファン・ハーレンに決められた。一旦はエレーラとヒメネスのワンツーで追いついたが、19分に再び失点。バラジテのキープからファン・ハーレンの飛び出しを許し、守備が囲みながらもクリアしきれずに2点目を許した。
しかしここからメキシコの攻撃力が発揮される。オランダは以前にも書いた通りチームの完成度が低く、攻撃ではボールに絡む人数が少なくポゼッションは出来ず、守備ではマークの受け渡しが機能していない。後半にはスケジュールの過密もあってかほとんど走れない状態だった。
メキシコは難なくパスを回し、パス&ランで守備を攪乱し、シュートに持ち込んでいく。52分にはラミレスがドリブルでエフェルスを抜き去りループシュートを決めて同点に追いつく。そのわずか1分後、ヒメネスとラミレスのワンツーから3点目を奪取し逆転に成功。
守備面でもボールキープできるバラジテが前半で下がったこともあり、ルコキのマークに2枚、あるいは3枚入っても問題ない状況。左にポジションチェンジしたときはビドリオがぶち抜かれたが、後半は左サイドはほとんど破られなかった。
そして、78分にエレーラのクロスからファビアンが4点目をあげて止めを刺した。ちなみにファビアンはこれで今年7ゴール目。1991年にアラン・シアラーが記録した大会最多ゴール記録に並んだ。
オランダは守備的にブロックを組み、メキシコにボールを回させて、サイドにロングボールを放り込み一発のカウンターを狙う戦術であった。序盤は2得点を上げるなど大きな効果を現したと言えるが、肝心の守備が崩壊して前線が完全に孤立した。
ただ、メキシコを相手にするのにそれ以外の方法があったかと言えば、このチームの完成度ではまずないだろう。力が足りなかったと言うほかない。
(筆:Qoly編集部 K)