EURO2012の開幕が迫る中、本企画ではQoly編集部推薦のタレントたちを紹介。誰もが知るスタープレーヤーから知る人ぞ知る逸材まで取り上げるので、是非大会観戦の予備知識としてもご利用ください。

オランイェを支えるキャプテン

「味方にしたら最高、相手にしたら最悪」な選手の代表格、それがオランダ代表のファン・ボメルである。特にボールスキルに優れているというわけではないが、攻守のバランス感覚とハードタックル、なにより試合の流れをコントロールする術に長け、相手が嫌がることを平気な顔で行う。一方で味方からの信頼は厚く、キャプテンを任されることも多い。

10代半ばでフォルトゥナ・シッタートにてプロデビューを果たすと、その後はPSV、バルセロナ、バイエルン、ミランといったビッグクラブを渡り歩き、すべてのクラブでリーグ優勝を経験。バルサ時代の2005-06シーズンにはチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げた。今オフ、ミランとの契約が切れ、来季から古巣のPSVへ復帰することが決まっている。

ファン・バステン監督（当時）との確執でドイツW杯以降しばらくオランダ代表を離れていたが、2008年にフォルトゥナ・シッタート時代の恩師で、アンドラ夫人の父親、つまり義父のファン・マルワイク監督が就任すると代表へ復帰。35歳となった現在もオランダで最も欠かせない選手の一人としてピッチに君臨している。

（筆：Qoly編集部 O）

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