噂?飛ばし?ファーガソン監督がベテランを求める?
守護神ダビド・デ・ヘアの売却が噂されるマンチェスター・ユナイテッドに、新たな守護神候補としてレアル・マドリーのGKイケル・カシージャスをターゲットとしているという噂が再浮上した。カシージャスがユナイテッドへ移籍するという噂は以前から浮上していた。
『Telegraph』によればユナイテッドは経験のある守護神を探しており、今季終了後に守護神の入れ替えを画策しているという。最近ではストーク・シティのアスミル・ヴェゴヴィッチやガラタサライのウルグアイ代表GKフェルナンド・ムスレラが候補として名前を挙げられている。
この噂は昨年末の試合でレアル・マドリーの絶対的守護神であったカシージャスがベンチ行きになった事や、バルセロナの守護神ビクトル・バルデスが新契約を断り今季限りでクラブを去ると代理人が発言した事で巻き起こった今季終了後に名門クラブのGKが大移動するという噂話の一貫と考えて良いだろう。「リヴァプールのペペ・レイナがバルセロナのNo.1になる」という話や、「ビクトル・バルデスが既にレアル入りを決断した」という話もこのGK大移動の噂の一貫だ。もちろんデ・ヘアにもバルセロナやレアル・マドリー入りの噂が浮上している。
過去を紐解いてみればマンチェスター・ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン監督は絶対的な守護神に経験のあるベテランを起用してきた。ファーガソンは元デンマーク代表GKピーター・シュマイケルが引退した後にGKの若返りを測ったが、最終的にはユヴェントスを追われフラムで再生した元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールを獲得。ファン・デル・サールは6シーズンに渡って守護神として赤い悪魔のゴールを守った。そしてファン・デル・サールが引退して2シーズン。「ファーガソンは守護神として期待されたデ・ヘアの出来に満足していない」と常に書き立てられている事を勘案すると、経験のあるベテランとしてスペイン代表の守護神の獲得を狙ってもおかしくはない。また、ベテランとはいえカシージャスは31歳であり、ファン・デル・サールが35歳でユナイテッドに入団した事を考えれば、まだまだ数シーズンはゴールマウスを任せられるというジャッジをしてもおかしくはない。
これから夏に向けて多くのGKの移籍情報が飛び交うのは間違いないだろう。噂話や憶測の域を出ない情報が多くを締めるが、ワールドクラスのGKの名前が列挙されている点を鑑みるに1つ移籍が決まれば芋づる式に大移動が起こってもおかしくはない状況と言えそうだ。
※一部日本語の誤りを訂正いたしました。
(筆:Qoly編集部 L)